ウマシカの一人歩き

自分勝手記録。

星の街

とっくにですが新年明けました。

おめでとうございます。

 

ニュージーランドに行ったのが2017年の6月末で早いものでもうすぐ1年経ちます。

日々記憶が薄れていくのに焦ってきたのでそろそろ書き出します。

 

山道を走り続け雨と虹で最高のおもてなしを受けた場所からテカポまではすぐでした。

テカポへ入ると道の両側に制限速度と共にTekapoと書かれた緑色の看板が。

 

遂にテカポ入り!

 

テカポは本当に小さな町でした。

中心部に入って最初に目に付いたのがearth &skyの事務所。

 

テカポで星空観測ツアーを行なっている唯一のツアー会社です。

行く前は場所わかるかなぁなんて心配してたけどど初っ端に見つけて一安心。

 

ここがそうなのかぁーと思いつつとりあえず宿へ向かう。

5分もしないうちに到着。近。

テカポで取っていた宿はレイクフロントバックパッカーズというテカポ湖の目の前にある宿です。

 

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 車を停めると鴨がてくてく。

 

 

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近寄るとやっぱり逃げる。

 

レセプションへ寄りお姉さんに予約票を見せると紙に住所やら名前やらを書かかされ施設内の軽い説明。

周辺施設の地図を取り出し近くのご飯屋さんや有名な教会の場所にペンで丸つけながら説明してくれて最後に鍵が2種類ついたネックストラップを渡されチェックインは終了。

 

1つ目の鍵は玄関の鍵でもう1つが部屋の鍵。

 

鍵の返し方や室内のこともたぶん説明してくれてたと思うんだけどあまり理解できず。

へらへらと笑いふんわりとわかったふりをして鍵を受け取った。

 

まぁいいや。

またわかんなかったらその時聞きに来ればいい。

 

慣れないこと続きでメンタルが疲れたのか今は会話を頑張る気力が湧いてこない。

と言うか出てくる単語が全くない。

引き出し空っぽ。

 

とりあえず車へと向かい荷物を引っ張り出し部屋へと運ぶ。

ドミトリーになっている部屋がある棟には入り口が数カ所あり、

スロープのあるメインの入り口からトランクを運び入れると

すぐにキッチンとリビングとダイニングが。

数人のグループがキッチンで何かを作っていたりリビングでは暖炉の前で何人かが談笑したりしてる。

 

暖炉の前で談笑ってシュチュエーションがハリポタの世界みたいであぁ私外国にいるんだなって感じた。

 

ハリポタ世界を横目に部屋へ向かい部屋の鍵で開ける。

 

いや、

 

開かない。

 

 

なぜ。

 

 

もう一度。

グリグリグリグリ。

ガチャガチャガチャガチャ。

 

アラホモーラ。

 

 

開かない。

 

 

なになになになに。

なぜなぜなぜ。

 

鍵が何回も同じ方向でクルクル回る。

鍵って右回りが開くんだっけ左回りだっけどっちだったっけ。

 

 ドアの前で1人フリーズしていると隣の部屋のブラジル人だと言う男の人がやってきて、挨拶。

日本人とわかるとこれまた日本語が上手な人で日本語で軽く世間話したあとに鍵の開け方を教えてくれた。

 

よかったー助かったーー

ありがとう。

 

2段ベットが2つある4人部屋のドミトリーには先客が1人。

カーテンが半分閉まってて寝てるみたい。

静かに荷物を軽く整理してから宿の中を少し見てみると、

お風呂やトイレが想像よりも遥かに綺麗で驚く。

クライストチャーチの宿より綺麗だった。

 

テカポ湖に面するリビングはガラス張りになっていて目の前にテカポ湖が。

ガラス張りで冷える部屋をパチパチと音を立てている暖炉が暖めていて、

その周りには大きなソファが置いてある。

環境、ロケーション共に最高。

 

ただ唯一不便だったのが宿にいるとWi-Fiが繋がらないってこと。

 

外に出ると繋がる。

 

 

Wi-Fi繋ぎがてらさっそく外に出て散策てみよう。

 

テカポ湖に沿って歩いていくと街の中心部が右手あってそこを通り過ぎ、橋を渡る。

 

 

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この橋を渡るとテカポと言えばここ!ってほど有名な良き羊飼いの教会がテカポ湖をバックに建ってる。

 

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テカポ湖のミルキーブルーも素敵だけど湖のほとりにこんな教会があるのも素敵。

 

さっきの雨は通り雨だったようで少し寒いけど気持ちのいい天気。

 

写真を撮ってると何人かに話しかけられる。

大体がシャッター押して?からのどこからの来たの?で私もなんとか答えられるQ &A。

 

湖の方へ行くと、カップルで写真を撮り合ったり

石を積み上げて遊んでる人や冷たい湖に足先だけをつけてキャッキャ声を上げる子供達を視界に入れつつまったり。

 

平和だなぁ。

 

しばらくボーッとしたり写真を撮ったりしてアース&スカイの事務所に寄ってみようと腰を上げ、来た道を戻る。

 

事務所を開けると受付には外国人の方が2人いて日本人とわかると中から日本人のガイドさんを連れて来てくれた。

 

今夜のツアーに参加するかと聞かれ今日はゆっくりしたいなぁって言うと

今日は天気も良いし明日になって崩れたりしたらもったいないから今日にしておいた方がいいんじゃないか、

と提案されて

確かにそれはそうだなと思い直してさっそく今日のツアーに参加することに。

 

20時頃にまた来ることにして事務所を出る。

 

宿に戻って部屋の鍵を開けようとするけどやっぱりうまく開けれない。

ガッチャガッチャやってると中から開けてもらえた。

同室の子が目を覚ましたらしい。

起きてたならよかったけど起こしてしまってたら悪いことしてしまったなぁ。

 

ありがとうを言ってからドキドキしながら挨拶してどこから来たのか聞くとイタリアからだそう。

何泊してるのか聞くとこの日で4日目で明日には出るらしい。

結構長くいる子だ。

私と同じパターンの子っぽい。

 

テカポにはやっぱり星を見に来たらしく星空を見たときはすごかった、綺麗だった、ってとにかく嬉しそうに話してくれた。

 

夜が更に楽しみになってきた!

 

なにか質問をされたんだけど私の英語力では理解できず。

山って単語ぐらいしか聞き取れなかった。

残念すぎる。もっと色々話したいのに。

 

言葉が通じずにここまで来るまでに不便だなと感じてはいたけど

ジェスチャーとか単語とかアプリとかとにかくなんとかなってたこの旅だけど

この時が一番英語がしゃべれたらよかったのにって思った。

言葉って大事なんだよなぁ。。

もっと話せたらもっと色んな話をしたり聞いたりできるのに。

 

ツアーに行く前に熱いシャワーを浴びて冷えた体をガッツリ温める。

 

温まったらお腹すいてきた。

朝からブラウニーしか食べてなかった。

支度して車に乗り込みお店屋さんが集まる中心部へ。

 

ラーメン食べたいラーメン、と思いながら何軒か並ぶご飯屋さんの中から中華屋へ入る。

けどメニューを見てもよくわからない。

グーグルのアプリで読み取るもわけのわからん訳しか出ず、だからと言って聞くのも億劫で聞きもせずこれ!と注文して出てきたのは焼きそば。

 

・・・麺類だしいいか。

 

と食べたら油たっぷりで若干胃もたれ

注文完全にミスった。

 

重い胃をさすりながら同じ並びにあるアース&スカイの事務所へ。

集合時間までは少し時間があって事務所内にあるお土産物を見て時間を潰していると少しづつ人が集まってくる。

お土産も星や宇宙関連の物ばかりで見てて楽しい。

 

だんだんと人が集まってきていつの間にか事務所内は人でいっぱいに。

想像以上に日本人の観光客いて驚き。

 

カップルが多めであとは団体のおば様おじ様達。

一人旅でツアーに参加してるのは私だけだった。

赤いLEDライトとカナダグースの防寒具が全員に回されてから

満席に近いマイクロバスに乗り込みマウントジョンまで登る。

 

バスは数十分クネクネとした道を登り続けマウントジョンに設置されたゲートをくぐり山頂へ到着。

 

降りた瞬間、わぁぁぁ、と自然と歓声が上がる。

 

そう、もう本当に自然と声が出てしまうほどの素晴らしい星空が頭上いっぱいに広がっていました。

 

こんなにハッキリとした星空を観るのは初めて。

 

厳密に言うと夜宿から出た瞬間の星空ですらすごくてかなり興奮したけど

やっぱり山に登ると更に、です。

 

来てよかった。

 

この旅で何度となく思った素直な気持ちですが本当に心からそう思う。

来てよかった。

テカポの星空は一生に一度は観てほしい星空です。

 

興奮状態のツアー客達をガイドの人達が引率して天文台まで連れて行きそこから星空の説明を楽しくしてくれました。

 

やっぱりガイドしてくれる人がいると楽しいもので色々なネタや知識を上手に話してくれます。

ずっと聞いてられるー。

 

南半球でしか観られない可愛らしい小さな十字架の形をした南十字星や星団を堪能し天文台や設置された望遠鏡で色々な星を観て

冷えた体に配られたホットチョコレートがすごく美味しかった。

もうホットチョコレートって単語が最高でしょ。

また飲みたくなってくる。

 

天気も良くて今日にしておいてよかった。

 

ツアーが終わりまたバスに乗り込むと帰り道には野生のイタチがちょこちょこと姿を現したりと楽しい時間を過ごせました。

 

せっかく天気も良いからこのまま車で良き羊飼いの教会へ向かう。

写真を撮ろう。

ツアー中は時間がなくて全然撮れなかったから。

 

到着すると既に人がいてみんなカメラで写真を撮ってる。

フォグランプにしてなるべく撮ってる人の邪魔しないように駐車。

 

さっそく私も撮る。

 

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昼間に見ても可愛らしい教会だけど夜に星とタッグを組むと最強のおとぎ話みたいな光景。

絵本の世界みたいでした。

 

ここでさっきのツアーに参加していたカップルと会ってお喋り。

彼女はこっちの学校に通っていて彼はもう少ししたらさっきのアース&スカイで働くことになりそうとのこと。

面接はスカイプでしたらしく聞いてて新鮮でした。

 

旅に出ると普段なら出会うことのない人、話すことのない人と話せて大なり小なり色々な刺激を受けます。

 

夜もだんだんと深くなっていくとさすがに寒さも増してカップルは帰ると言うのでそこでさよなら。

 

もう少し撮ってから帰ろ。

 

ニュージーランドではオーロラも観れることもあって(緑のカーテンのようなオーロラではなくてピンクや黄色のグラデーションっぽい靄のようなオーロラでこれはこれでものすごく綺麗)

ちょっと期待してたんだけど今日は出なさそう。

ツアーの時に聞いたら少しづつオーロラ指数は上がってきてるって言ってたから明日に期待して今日は帰ろう。

 

だいぶ冷えた。

宿に戻ると同室の子はすでにぐっすり。

私も疲れたのか寝支度を終えて布団に入るといつのまにか眠りに落ちていました。

 

こんな感じでテカポ1日目は最高のスタートでした。

 

次回テカポ2日目。

たぶんまたかなり空くと思いますがよろしくです。